[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日はクルマの話ではなく、鉄道の話です。4月29日に京都鉄道博物館がオープンしました。鉄道ファン待望の博物館で、4歳の息子は半年以上前からことあるごとに「鉄道博物館、あと何回寝たら行ける?」を連呼していました。さすがにオープンしたばかりのゴールデンウィークに行くのは無謀かなと思って諦めていましたが、初日のテレビ中継を見たところ、想像していたほどの混雑ではなかったので、翌日の30日に、子ども2人を連れて行ってきました。これから行こうと悩んでいる方のために、待ち時間の情報や混雑の様子をまとめてみました。
前売り券を購入することもできるのですが、今回は急遽行くことにしたので当日券を購入することにしました。10時半頃に到着し、入り口前でひとしきり記念撮影を済ませた後、当日券の券売機へ。拍子抜けするくらい人はおらず待ち時間は全くありませんでした。
入り口でオープン記念に特別入館記念券をもらい入館します。入ってすぐに0系新幹線とその他2台の車両がお出迎えをしてくれます。この3台が展示されているプロムナードは駅のホームのようなスペースになっていて、エリア内では駅弁も販売されており、展示車両の車内で食べることもできます。私が行ったのは11時前でしたが、この車内で食べるための待ち列ができていました。
本館1階は車両の展示がメインとなっていてたくさんの懐かしい車両に出会うことができます。
本館に入ると、新幹線の500系と特急の「月光」と「雷鳥」の3台が並んでいる光景が目に飛び込んできます。下に敷いてある縞模様の絨毯が強調効果とシャープな印象を与えてくれます。館内も思っていた程の混雑ではなく、500系を始め展示車両との記念撮影もすぐできました。
形奥へ進むと、電車を下から見えるように展示されているコーナーがあります。車両はEF66形という貨物列車用電気機関車です。ブルートレインの牽引機としても活躍していました。この展示方法を見るだけで、この博物館から来館者を楽しませてくれようとする気持ちがとても伝わってきます。
1階の一番奥には、在来線からの引込線が入ってきており、時には現役の電車の展示も可能な仕組みになっています。今は、去年引退したばかりのトワイライトエクスプレスの車両が展示されていました。
本館2階は体験型の展示が多く、一番人気のシミュレーターや、大迫力のジオラマ展示があります。
実物の80分の1サイズの模型車両(HOゲージ)が駆け抜けるこの巨大ジオラマ、なんと線路を合計すると1kmを超える日本最大級の鉄道ジオラマだそうです。時間ごとに模型の車両を走らせてくれますが、各回には定員があるため早めに並ぶ必要があります。車両を走らせていない時は、自由に見ることができます。
私の場合、13時35分の回を見るために12時55分に並びましたが、13時過ぎにはこの回の定員が締め切られていました。結局、途中で息子がSL号に乗りたい病にかかってしまい、離脱する羽目になり見ることはできませんでした。
ちなみに、上の写真は自由見学の時の写真で、下の写真はジオラマを電車が走るのを見るための列です。(走っているところ見たかったなー。)
実際に運転士さんも使っているシミュレーターを体験できる鉄道博物館で1番人気のコーナーです。全部で8台しかありませんので定員にものすごく限りがあります。私が行った日もこの権利を求めて、抽選会場となっている1階トワイライトプラザに長蛇の列ができていました。
抽選は1日4回あり、先着順で当たりがなくなった時点で終了になるようで、この抽選権を得るためにも結構ならばないといけないようです。私の場合は子どもが小さいので最初からパスしました。
2階にはもう1つシミュレーターがあります。巨大ジオラマとは別に中規模のジオラマがあり、そこを走る電車の頭にカメラが付いていて、その映像を見ながら模型の電車を運転できるというものです。これも結構ならんでいましたが、30分~40分位で順番は回ってきそうな雰囲気でした。子どもが待てないので我が家はこれもパスです。
疲れた大人が子供を遊ばせて休憩するにはもってこいのコーナーです。プラレールが置いてあり自由に遊ぶことができます。数はそんなに多くないので子どもたちは奪い合いながら遊ぶことになりますが、大人はソファーに座ってゆっくりと過ごすことができます。ただ、飲食は禁止なので、ここで持ち込んだご飯を食べることはできません。
券売機で購入した(ボタンを押すだけの無料)切符を、スケルトン状の改札機に入れると、中の様子を見ることができます。実はここで出てくる切符、券売機から出てきた時は文字しか書いていないのですが、改札機を通すと汽車の絵がプリントされる仕組みになっています。細かい遊び心がとても嬉しいですね。このコーナーは切符を購入するのに少し並びますが、5分程度で順番は回ってきました。
この博物館で唯一のレストランなので、やはり混雑していました。1時間は待たないかもしれませんが、お腹が減った子どもを連れて並ぶのはなかなか大変そうな感じです。鉄道博物館は再入場することもできるので、梅小路公園内にあるレストランや近くのコンビニ(近くと言っても少し歩かないといけないですが)を利用するのも1つの手だと思います。
このスカイデッキも京都鉄道博物館の目玉の1つで、京都市内とJRの線路を見渡すことができます。また、五重塔をバックに新幹線や在来線の写真を撮ることもできるので、たくさんのカメラ小僧が集まっていました(その1人が私です。)。新幹線の700系と特急「はるか」と各駅電車が五重塔の前でちょうど重なった時は、あちこちから猛烈なシャッター音が聞こえてきました。あと、スカイデッキでは1階のプロムナードで販売されている弁当と同じものが販売されており、ここで買って食べている人もたくさんいました。私も外からお弁当を持ち込むのを忘れていたので、ここで鉄道博物館限定のSL弁当(1100円)お弁当を買って食べました。量と味は普通といったところでしょうか。
ここは鉄道博物館の前身である梅小路蒸気機関車館時代からあった部分になります。転車台を中心に蒸気機関車がずらりと並ぶ扇形車庫の光景は圧巻です。車庫の横にSL号の発着場があります。ここももっと混雑しているかと思ったのですが、普通に次回発車分のチケットを購入することができました。
出発する汽車の横に立っていたのですが、汽笛の音ってあんなに大きな音だと思わなかったので、私も息子もかなりびっくりしてしまいました。SL号、乗ってしまうと蒸気関車かどうか全くわからなくなるため、普通のトロッコ列車に乗っているのと同じような気分でした。乗るよりも、モクモク煙を出しながら走っている様子を傍から見たり写真を撮るのが正解かもしれません。
ニュースでは、初日の来館者が1万人を超えて多かったような取り上げ方をしていましたが、館内はとても広いので、みなさんが思っている以上に空いていると思います。オープン2日目のゴールデンウィークでこの人出なのであれば、平日はもっと落ち着いて見て回ることができるのではないでしょうか。
今回はシミュレーターやジオラマ展示など目玉企画を体験することができませんでしたが、それでも十分過ぎる位楽しめました。京都鉄道博物館は、鉄道好きの子どもだけでなく、その付き添いの親でさえも楽しいと思わせるだけの工夫が随所に詰まっています。今度はもっと空いている時を見計らって子どもと遊びに行きたいと思います。