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行先も決めず気ままに運転して、気に入った場所で車中泊。そんな旅行がしたいなあ。
といった思いもあり、エスクァイアを買ってすぐ、車中泊で鳥取まで行きましたが、大人2人子ども2人寝るのにも一苦労。とても快適に寝ることができる状態ではありませんでした。
そして、しばらくブログの更新が途絶えている間に、家族が増えて我が家は大人2人子ども3人の5人家族になりました。今のままでは車中泊で旅行なんてとても考えられません。
でも、諦められない願望。一時キャンピングカーに乗り換えることも真剣に考えましたが、それではエスクァイアお兄さんの名が廃ります。そんなわけで2段ベッドを作ってしまうことにしました。
まず車内にベッドを作ろうとすると思い浮かぶのが、市販のベッドキットを購入することです。
にも関わらず私はなぜベッドを自作しようと考えたのでしょうか。
と言うのも、市販のベッドキットはほとんど1段式で、大人2人が快適に寝られますよというものばかりです。大人2人、子ども3人が寝ようと思うと、2段ベッドということになるのですが、ほとんど販売されていません。あっても値段の割にデザインがイマイチだったりするので、自分のライフスタイル、家族構成に合わせて自作する方が余程安上がりで満足度の高いものができると考えました。
ベッドキットを自作するとなると大変そうなイメージがありますが、実は結構簡単にできてしまうのです。少しネットを調べればわかるのですが、意外とベッドキットを自作しているブログがたくさんでてきます。今回はそれらの情報を参考に自分なりに良いと思うものを作ることにしました。今回紹介する制作方法はエスクァイアのオーナーに関わらず自作ベッドキットの参考になると思います。
まず紹介するのは、ベッドキットの材料です。ここの調達のハードルが高いと一気に自作する気が失せるのですが、今回使った材料は、ホームセンターとネットショッピングを使えれば全て簡単に調達できるものばかりです。
まず、ベッドの骨組みですが、「イレクターパイプ」という便利なパイプがあります。このパイプのメリットは、軽くて丈夫なことと、専用のパイプカッターを使えば簡単に切ることができる加工の簡単さがあります。
また、付属のジョイントもたくさん用意されていて、パイプとジョイントを組み合わせることでいろんな骨組みをつくることができてしまいます。
これなら素人の私でも組み立てることができそうです。イレクターパイプは商品名なのですが、販売している「矢崎化工業株式会社」のHPでは、いろんな作品例が掲載されています。中には、サイクルポートやウッドデッキといったのまでこのパイプで作っている方もいるようです。ちなみに今回私が使用したのは「スペーシア」という類似の商品です。私の近所のホームセンターで取り扱っているのはこちらだけでした。
あと専用のパイプカッターはそこそこの値段がしますので、100円ショップの「ダイソー」のパイプカッターをおススメします。さすがに100円では売っていませんが400円で購入できます(ホームセンターでは3000円以上していました。)。安くても全く問題なく切ることができました。ちなみに替え刃も100円で売っているので、刃こぼれしても刃だけ取り換えることができます。
次に、ベッドの基礎はコンパネを利用しました。構造用合板の方が強度もありそうですが、我が家では子どもが寝るだけなので、少しでも安いコンパネにしました。
ちなみにコンパネとは名前のまま、コンクリートを流し込む型枠に使うパネルのことで、構造用合板は、壁や床などの建築材料として使われるものです。サイズも若干違い、コンパネは1800㎜×900mm、構造用合板は1820㎜×910となっています。
合板の厚みは9㎜、12㎜、15㎜、18㎜などいろいろあって迷うところですが、今回は12㎜をチョイスしました。15㎜にすればたわみは少なくなりますが、その分値段も高くなりますし、何より重たいです。車内で組み立てることを想定すれば、軽いに越したことはないと思います。それに今回は子ども2人が寝るだけなので、そこまで強度はいらないと考えました。あと、ホームセンターで必ず希望のサイズにカットしてもらいましょう。自分でまっすぐ切るのは至難の業です。
私は、コンパネにクッション材を入れて生地で包みました。手間を考えれば、ウレタン塗装をされたコンパネのうえに布団や市販のクッションマットを直接敷いて使うのもありかもしれませんが、コンパネの角で内装を傷つけたりしてしまいそうですし、何より見た目がイマイチです。せっかくのエスクァイアの高級感のある内装が台無しになってしまいます。ちなみにウレタン塗装されていない普通のコンパネをそのまま使うと車内が木屑だらけになってしまうので要注意です。
クッション材はどんなものがいいのか迷いましたが、色々調べた結果、今回はチップウレタンというものを使用しました。クッション性を求めるならチップウレタンの上に低反発のウレタンフォームを重ねると良いようですが、予算の都合上諦めました。クッション材の厚みも悩ましいところですが、天井高がないことと、予算を抑えるため、今回は2cmの厚みで注文をしました。少し薄すぎたと心配していましたが、試しに寝転がった感じでは、大人の私でも2cmで十分なクッション性があると感じました。長時間の利用はこれからなので、また改めて報告したいと思います。
ちなみに、今回私が購入した「フィスランド」という会社、指定のサイズにカットしたものを送ってくれるので届いたクッション材を加工する必要がなくとても便利です。
![]() −希望サイズ販売−少し硬めのウレタンチップスポンジCH403【量り売り】切り売り【クッション 中身】手芸【緩衝材】スポンジ【クッション材】DIY【指定】寸法【カット】指定カット【寸法指定】 |
クッション材を包む生地は合皮にしました。エスクァイアの内装が黒の合皮なので雰囲気を合わせるためと、手入れのしやすさを考えて合皮を選択しました。
合皮はネットで検索した中で一番安かったものにしましたがこれは失敗でした。届いた合皮シートはペラペラで紙のような薄さ。ここは奮発して良いものを買うべきだったと反省しています。また本来、クルマの内装に使用できる生地は自動車難燃基準を満たしている必要があるようなので、クルマの内装用に売られている生地の中から買う方がいいと思います。
コンパネに生地で包んでいくときに使うタッカーという大きなホッチキスのような道具。これもダイソーで300円で買うことができます。恐るべしダイソー。
次回は、設計から作成の手順までを紹介したいと思います。