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2016年8月、日産セレナがフルモデルチェンジします。今回のフルモデルチェンジの目玉は何と言っても自動運転システムが搭載されていることでしょう。自動衝突回避システムが市販車に導入された時も驚きでしたが、それから数年で自動運転システムが市販車に導入されるとは技術革新のスピードには本当に驚かされます。自動運転システムを中心に新型セレナに関する情報をまとめてみました。
そもそも自動運転システムと聞いて皆さんはどういうものを想像しますか。この感覚は人によって大きく違うのではないでしょうか。ちなみに、私のイメージでは、クルマに乗り込んで目的地を入力してスタートボタンを押せば後は自動で目的地までクルマが連れて行ってくれるというものです。
実はこの自動運転について、内閣府が定義をまとめています。それによると自動運転とはレベル1から4までの4段階に分かれています。
まずレベル1は、「加速」「操舵」「制動」のいずれかをシステムが行うもので、この場合のシステムを安全支援システムと呼ばれます。私の愛車エスクァイアをはじめ、最近多くの市販車で導入され出した自動衝突回避システムがこれに該当します。
次にレベル2は、「加速」「操舵」「制動」のうち複数の操作をシステムが行うものです。このレベル2以降に導入されるシステムが自動走行システムと呼ばれます。ただし、このレベル2までは、あくまでもシステムは運転の補助であって、ドライバーはシステムが正しく機能しているか常に監視をする必要があります。従って、運転の責任はドライバーにあるということになります。今回セレナに導入された自動運転システムは、このレベル2に該当し、高速道路の同一車線を走る場合を前提として「加速」「操舵」「制動」の全ての操作を自動で行ってくれるというものです。
ちなみにレベル3は、「加速」「操舵」「制動」を全てシステムが行い、ドライバーはシステムの要請があった場合にのみ対応するものをいいます。ここまでくると責任は、一部の場合を除きドライバーではなくシステム側に発生します。
そしてレベル4は、運転にドライバーが全く関与しないと言う、私がイメージする自動運転の状態を指します。ここでは責任が完全にシステム側に発生します。
自動運転システムのレベル1の代名詞ともいえるスバルのアイサイトが2008年に発売されてから8年、日産セレナの発売を受けて、自動運転システムの舞台はレベル2に移されたことになります(あくまでの大衆車での話です。)。
セレナの自動運転システム「プロパイロット」の機能を見てみましょう。まずこのシステムを使える状況として、車線変更を伴はない高速道路での運転の場合が想定されています。この中で、前のクルマと一定の車間距離を保ちながら、車線の中央を走れるようにステアリングを操作してくれるというものになります。システムの作動中、ドライバーはハンドルに手を添えておく必要があり、一定時間以上手を放していると警告音が鳴り、最終的にはプロパイロットによる操作が解除される仕組みとなっているようです。この辺りに「プロパイロット」はあくまでも運転支援システムであるということが表れています。
私は趣味で山登りなど行く機会が多いのですが、山に登った後の疲れた体で高速道路での単調なドライブは応えます。運転の支援とはいえ、ステアリングの操作まで自動でやってくれるのは私からすれば夢のようなシステムだなあと感じます。
ここまで自動運転の話を中心に見てきたのですが、新型セレナのその他の機能も調べて見たいと思います。
新型セレナはフルモデルチェンジとは言え、プラットフォームは前代から変わらないそうです。従って、ライバル車であるノア・ヴォクシー・エスクァイアやステップワゴンがフルモデルチェンジに合わせて低床化を図るなか、セレナは変更なしとのこと。プラットフォームを使いまわす分、コストが抑えられているでしょうか。
自動運転システムを搭載しているだけあってか、少し近未来的なすっきりした感じの外観ですが、可もなく不可もなくといった印象です。ヴォクシーやエスクァイアのようなアクの強いフロントマスクに見慣れるとやや物足りない気がします。私の個人的な感覚ですが、最近トヨタは個性的なエクステリアのクルマを出す一方で、日産は保守的な形のクルマが多い気がします。昔は全く逆のイメージだったのですが。
私が最も気にする部分であるインテリアです。内装デザインは外観と同様、特に際立った印象はありません。言い換えれば誰にでも受け入れられるデザインのような気がします。全てのグレードがどうかはわかりませんが、ダッシュボードはステッチが入っており、レザー調の仕上げになっているようです。色合いから行くとドアのひじ掛け部分も同様にレザー調の仕上げになっているのでしょうか。結構質感は良さそうな気がします。
これまでは自動運転システムは一部の高級車のみの話であって大衆車には関係ない話でした。しかし、このセレナの発売を受けて、誰もが自動運転システムを手にできる時代に入ってきました。これまでのクルマは燃費の良さがクルマを評価するうえでの大きな指標の1つになっていました。しかしながら、三菱の燃費不正問題により、メーカーが公表する燃費に対する信頼性は落ち、評価指標の中における燃費の位置づけは後退していくと思われます。それと入れ替わるかたちで、今後クルマの評価は、自動運転システムの中身が中心になる時代に、突入していく気がします。
最後に新型セレナに対する私の感想です。エスクァイアを買った私が言うのも何ですがこのクルマはありだと思います。デザインは大きな特徴に欠けるものの普遍的で受け入れやすく、室内空間はクラス最大級の広さが確保されており、加えて自動運転システムまで備わっていて300万円を切る値段設定はこのクルマでミニバン市場のみならず自動車市場を圧倒しようとする日産の強い意志を感じます。私の購入時期がもう半年後だったらこのブログのタイトルは「セレナお兄さん」だったかもしれません。
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